神奈川県で最も高い山、蛭ヶ岳に赤組が登りました。

荷物を背負って山道を歩く、長距離を歩く、雨が降れば雨具を着る、服が濡れれば服を着替える、寝袋を敷く、親のいない山小屋で寝る。
赤組の日頃の活動の成果を全て使います。

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エンチョーに続いて歩く赤組

天気にも恵まれ、日頃の活動のおかげで赤組はスイスイと登って行きます。

この登山には母親ではなく父親が一緒に参加します。

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テントやコンロ等の共同装備を分担し登る父親達

山の中という非日常の中で、唯一身近な父親。
子供達には、普段よりも頼もしく格好いい背中に感じられた事でしょう。

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黍殻避難小屋に到着し早速遊ぶ子供達

登り始めてから3時間程で黍殻避難小屋に到着しました。
格好良かった背中はどこへやら、疲れて座り込む父親達には目もくれず、子供達は走り回って遊んでいます。

お昼ご飯を食べてから、いよいよ蛭ヶ岳山頂を目指して歩きます。

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黍殻避難小屋を出発し蛭ヶ岳山頂を目指す一行

共同装備を下ろし身軽になった父親達。
再び頼もしい背中を披露します。

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姫次で休憩 (左奥に見えるのが蛭ヶ岳山頂)

ここからは登り下りを繰り返します。
子供達は山の中の風景に様々なものを見い出しながら楽しんで歩いています。

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開けた場所からの風景

山頂に近くなると植生保護のための木道や階段が続きます。

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山頂で記念撮影をする様子

遂に山頂に着きました。
子供も父親も全員が登頂できました。

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ミルクご飯を食べる子供達

山頂付近で軽食を食べました。
今年は飯盒で炊いたご飯に練乳をかけたミルクご飯です。
程よい甘さに子供達は喜んでいます。

ここからは一気に下ります。

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木や蔓で遊ぶ子供達

途中の広場での休憩中、木に絡まる蔓をブランコやトランポリンに見立てて遊ぶ子供達。
さっきまで、「足が痛い」「もう歩きたくない」と言っていた子も夢中になって遊んでいます。
それを眺める父親達の目はかなり疲れているように見えます。

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夕ご飯を食べる子供達

黍殻避難小屋まで下りてきて、ご飯とメザシ、わかめの味噌汁の夕ご飯を食べます。
目一杯活動した子供達はモリモリとご飯を食べます。
最高に美味しいメザシだった事でしょう。

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メザシを焼く父親

子供達の為に真剣な眼差しでメザシを焼く父親。
だんだんと納得のいく焼き具合になっていったようです。

ご飯を食べ終わると、一日中活動していた子供達は静かに眠りました。
途中で起きてしまい父親に泣きつく子供もいましたが、ほとんど静かに寝ていました。

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子供達を寝かしつけた後、火を囲む父親達

子供達が寝た後、火を囲み酌み交わす父親達。
下らない話から普段言えないような話まで、膝を交えて話し、昼間の疲れを癒やしていると、静かに夜も更けていきます。



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朝ご飯作りの手伝いをする子供達

翌朝、23日朝。今日も良い天気です。
子供達は4時30分頃には目覚めて遊び始めます。
良く寝て元気になった子供達は、夕ご飯よりもいっぱいご飯を食べました。

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下山前に記念撮影

ここからはあっという間に下りてしまいました。
子供達は下りてからも川原で遊び続けます。

子供達は歩いているか、寝ているか、遊んでいるかのいずれかでした。
父親達は歩いているか、座っているか、飲んでいるかのいずれかでした。

天気にも恵まれ、大きな問題もなく、皆が蛭ヶ岳山頂に登る事ができました。
残念だった事を強いて挙げるとすれば、ヒルを全然見かけなかった事くらいです。
とても楽しい二日間でした。

園に帰ってきた子供達はもちろん、父親達もみんな良い顔をしていました。
子供達同士、父親同士一層信頼のおける関係を築けたのではないでしょうか。